ドジャース・前田が左内転筋の挫傷で故障者リスト入り

日本時間5月18日、ドジャースは前田健太を左内転筋の挫傷を理由に10日間の故障者リストへ登録したことを発表した。これに伴う動きとして、内野手のマット・ビーティがメジャー再昇格、外野手のカイル・ガーリックがメジャー初昇格を果たしている。

前田は自身3度目の故障者リスト入りとなる。今季はここまで9試合に先発して50回1/3を投げ、5勝2敗、防御率3.52、52奪三振と先発ローテーションの一角を担うに相応しい成績をマーク。直近2先発はいずれも無失点で、日本時間5月6日に敵地ペトコ・パークで行われたパドレス戦の4回以降、14回2/3を連続で無失点に抑えている。メジャー4年間の通算成績は42勝29敗、防御率3.77となっている。

現在26歳のビーティは今季メジャーデビューを果たしたばかりであり、今回が2度目のメジャー昇格となる。日本時間5月1日に敵地オラクル・パークで行われたジャイアンツ戦でメジャー初打席初安打を記録するなど、1度目の昇格時は3打数2安打1打点をマーク。AAA級オクラホマシティでは今季28試合に出場し、打率.299(107打数32安打)、3本塁打、15打点という成績を残している。

現在27歳のガーリックは今回がメジャー初昇格となり、公式戦デビューが次なる目標となる。今季はAAA級オクラホマシティで35試合に出場して打率.280(118打数33安打)を記録しているほか、どちらもチーム最多となる10本塁打、20打点をマーク。2015年のドラフトでドジャースから28巡目指名を受けてプロ入りした選手であり、今季を含めて5年間のマイナー生活を経て、メジャーの舞台に辿り着いた。5年間のマイナー生活では5つの階級でのプレイ経験があり、通算打率.283(1525打数431安打)、78本塁打、244打点をマークしている。

なお、前田は軽傷であり、戦線離脱は長期化しない見込み。ドジャースは今日からの7日間で5試合とスケジュールに余裕があるため、しばらくの間は4人で先発ローテーションを回すことができる。よって、前田に無理をさせる必要がなく、故障者リスト入りという措置をとるに至ったようだ。最短期間(10日間)での戦列復帰も十分に可能であると見られており、必要以上に心配する必要はなさそうだ。

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