長崎県職員、警察官I類 志願者低調 24日締め切り

長崎県警

 県人事委員会は17日、本年度の県職員(大卒程度)と警察官I類の採用試験(24日締め切り)の申込者数の中間状況を公表。志願者数は定員を上回っているものの、担当者は「過去最低だった申込者数を下回るのでは」と危惧している。
 同委員会によると、17日午前9時現在の申込者数は、県職員が287人(採用予定数約100人)、警察官I類が126人(同約50人)。締め切りまで1週間となったが、募集期間内に過去最低の申込者数(県職員が2017年度の691人、警察官I類が16年度の401人)に及ばない可能性があり、担当者は「多様な人材、優秀な人材を確保しづらくなる」と懸念している。
 志願者数が伸びない背景には「売り手市場で、民間企業の人気が高い」と担当者。民間試験と併願しやすいよう、公務員試験対策が必要な教養試験ではなく一般常識や事務能力を問う職種もあり、担当者は「まだ間に合うのでチャレンジしてほしい」と力を込める。
 申し込みは24日まで。同委員会のホームページで申込書をダウンロードできる。同委員会は「業務内容は幅広く、やりがいがある。多様な人材を求めている」、県警本部警務課は「日本一安心、安全な県を目指している。長崎で頑張りたい人にぜひ志願してほしい」と呼び掛けている。
 問い合わせは同委員会(電095.894.3542)または同課採用係(電095.820.1504)。

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