ハウステンボスで茶会 高校生 丁寧な所作 来園客おもてなし

来園者に抹茶を振る舞う高校生=佐世保市、ハウステンボス

 長崎県内の高校の茶道部員が集まる「ハイスクール茶会」が18日、佐世保市のハウステンボスであり、生徒らが丁寧な所作で来園客をもてなした。

 実行委主催。県内で茶道を学ぶ高校生に交流と日ごろの稽古の成果を披露する場を提供しようと、毎年開いている。9回目。

 今年は表千家、裏千家、鎮信流の茶道に取り組む18校の生徒約250人が参加。高校別に10カ所のブースを設けた。

 このうち、県立諫早商業高はバラ園の中でお点前を披露。華やかな雰囲気の中、生徒らは来園者一人一人に声を掛けながら、抹茶と和菓子を振る舞った。

 母親と来た市立中里小4年の末永陽菜さん(9)は「抹茶は少し苦かったけれどおいしかった。茶道をしてみたい」と笑顔。諫早商業高茶道部の中濱樹里部長(17)は「雨の中でもたくさんの人に来てもらい、喜んでもらえてうれしい」と話した。

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