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宗教の壁を越えて長崎の文化や歴史を学ぶ「市民セミナリヨ」が18日、長崎市平和町の浦上キリシタン資料館であり、35人が聴講した。
市民団体「アジェンダNOVAながさき」が毎月開催している。長崎近代化遺産研究会の宮川雅一会長が「第3の世界遺産候補」をテーマに講演。本県が有する二つの世界遺産を解説しながら、それぞれの建築に大工棟梁(とうりょう)の小山秀之進が関わっていることなどを紹介した。
また、長崎市の被爆遺構や唐蘭貿易交流遺跡、連続的に立ち並ぶ異宗派の仏教寺院など、全国的にも例を見ない貴重な文化財について「それぞれに深い歴史を秘めており、世界文化遺産登録に値すると思う」と話し、基金設立など保存のための体制づくりの必要性を訴えた。