天の道を往き総てを司る!「カブト」編でガタック/加賀美新&“地獄兄弟”が復活!

平成仮面ライダーシリーズ20作品目にして、平成仮面ライダー最終作となる「仮面ライダージオウ」(日曜午前9:00)の5月26日・EP37、6月2日・EP38では、2006年放送の「仮面ライダーカブト」編に突入する。人間に擬態する地球外生命体ワームと戦うことになるソウゴ(奥野壮)らの前に現れる仮面ライダーガタック/加賀美新役として佐藤祐基が、さらに人類をワームから守る組織ZECTを追われた矢車想役の徳山秀典、影山瞬役の内山眞人が出演する。

新たな隕石が次々と地球に落下、それとともに現れた地球外生命体ワームが人間を襲い始める。ソウゴ、ゲイツ(押田岳)、ウォズ(渡邊圭祐)、ツクヨミ(大幡しえり)は、二手に分かれてワームを迎え撃つが、そこに仮面ライダーガタックが出現。共闘によりワームを追い詰めるが、現れたアナザーカブトの邪魔により取り逃がしてしまう。ガタックの変身を解除した加賀美(佐藤)から、矢車(徳山)と影山(内山)の通称“地獄兄弟”について話を聞くことに。果たしてその戦いの行方は!?

13年ぶりとなるガタック/加賀美を演じた佐藤は、「内心不安だらけでしたが、いざ現場に入ると当時の空気感のまま不思議なほどスーッと浸透できました。これは僕の中に加賀美新がしっかりと13年間生きてくれていたことと、スタッフさんたちの中に加賀美新が生きていてくれたからだなと、ライダーへの思いの強さ、愛情の深さにひたすら感動しております」と喜びを語った。「加賀美新も13年間何もしていなかった訳ではありません。いつものように突っ走り、暴走して、挫折してさまざまな苦楽を乗り越えて、を繰り返していたことでしょう。天の道を往き総てを司ることはできませんが、大人になったけど、こいつは変わらないなという姿をしっかり目に焼き付けて、ハラハラしていただけると幸いです」と視聴者へアピールした。

そして、「カブト」ファンに愛された“地獄兄弟”の兄、矢車役を務めた徳山は「当時の放送を見ていた方から今でも声をかけていただくことが多く、今回の『ジオウ』出演について当時からのファンの方々も、僕と同じぐらい喜んでいただいていることと思います。笑顔で『おかえり』と言ってくれたスタッフさん。ファンの皆さま。ただいま! 『ジオウ』の世界で全力の矢車想を演じられたと思います。また自分の宝物が増えました」とうれしそうに述べ、“地獄兄弟”の弟・影山役の内山も「『ジオウ』は出番を半ば諦めていましたが、まさかここに来て出番があるとは思いませんでした。これもすべてライダーファンの皆さまのおかげです。久しぶりの現場にも皆さん温かく迎えていただき、実家に帰ってきたかのような気分でした。メイン3人と共に作品を作っている感じもすてきだなと思いながらも、そんなことを考えている自分は年をとったなと(笑)」と感慨深い様子をのぞかせる。さらに「13年熟成され、さらにパワーアップした地獄をぜひお楽しみください。ちなみに1カ月半じゃ痩せられませんでした。これもまた地獄か…」と漏らし苦笑した。

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