出逢いの井戸 長崎市銀屋町の宿泊施設に看板

 「出逢(あ)いの井戸 自由にお使いください」-。長崎市銀屋町の宿泊施設「おやど紀伊国屋 銀屋町」に、こんな看板がお目見えした。

 人々に楽しんでもらえる仕掛けをつくろうと、運営会社が4月のオープンに合わせ、敷地内にあった古い井戸から水を引き、水道としても使えるよう整備。道路沿いにあり、飲料目的以外なら誰でも自由に利用できる。

 名称は観光客や市民が行き交う寺町エリアに立地することにちなんだ。運営会社取締役、坪田洋一郎さん(56)は「寺町が近いので墓参り時の利用も歓迎。観光客と市民の出逢いが生まれ、町がにぎやかになってほしい」と期待している。

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