交流サイト通じ面識 横浜の誘拐、容疑の少年と女児

 横浜市に住む市立小6年の女児(12)を3日間自宅に留め置いたとして、未成年者誘拐の疑いで型枠大工の少年(18)=同市瀬谷区=が逮捕された事件で、2人はコミュニティーサイトを通じて知り合っていたことが17日、県警少年捜査課などの調べで分かった。少年は「行くところのない女の子を泊めてあげて何が悪い」などと供述、無事保護された女児は「帰るタイミングがなかった」と話しているという。

 同課などによると、女児はスマートフォンでサイトに「暇人おいでー」と書き込み、「今から遊ぼう」と応じた少年と13日夕に相鉄線瀬谷駅近くの公園で合流。少年が「帰りの電車賃をだす」などと自宅に誘い、女児は少年宅でテレビを見たり食事をしたりして過ごした。16日には少年から2千円を渡されて外出し買い物をしたという。少年は「面倒を見てあげたくなった。中学3年生だと思った」とも供述している。

 同日に女児のスマホの記録や瀬谷駅周辺の監視カメラの映像などから少年が浮上、県警は少年宅に1人でいた女児を保護した。

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