佐世保市のハウステンボス(HTB)は21日、臨時株主総会と取締役会を開き、澤田秀雄社長(68)が代表権のない会長に退き、後任に最高人事責任者の坂口克彦氏(64)が就く人事を正式に決定した。
澤田氏は2010年3月、社長に就任した。イルミネーションで場内を彩る「光の王国」など、数々のイベントを展開。1992年の開業以来初めての黒字決算を計上するなど、経営再建を果たした。
坂口氏はユニ・チャーム取締役常務執行役員や、エイチ・アイ・エス(HIS)取締役常務執行役員などを歴任し、今年1月からHTBの最高人事責任者。15日に開いた会見で、東証一部への株式上場と、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致の実現を目指すことを発表した。