剣道 男子 南山、島原軸に混戦 女子 島原の3連覇濃厚か 第71回長崎県高校総合体育大会展望

激しく競り合っている男子の島原と長崎南山=長崎市、三菱重工総合体育館

 団体(5人制)に男子29、女子22校がエントリー。男女とも団体優勝校と個人上位2人がインターハイに出場する。(6月1~3日・平戸文化センター)

 =男 子=

 3月の全国選抜大会に出場した島原と長崎南山を軸に混戦模様。佐世保北、西陵なども含めた上位校の力が肉薄しており、例年以上に各試合、白熱しそうだ。

 今季の主要大会はすべて、わずかな差が勝敗を分けた。4月の県選手権も長崎南山が島原を代表戦で下して優勝。白石、林田を中心に中学時代から一緒に腕を磨く選手たちが16年ぶりの栄冠を目指す。1月の全国選抜大会県予選1位の島原は齋藤、荒木らを軸にV9に挑戦。佐世保北は山領、大島ら一人一人が粘り強く、昨年11月の県新人大会を制した。西陵は大黒柱の橋本にいい形でつなぎたい。島原中央や西海学園、海星、鎮西学院、壱岐なども楽しみだ。

 個人も各校のエースによるハイレベルな接戦が予想される。

 =女 子=

 3月の全国選抜大会準Vの島原がリード。西陵や長崎北、島原中央、長崎日大、清峰、西海学園、佐世保北、大村などが追う。

 3連覇を狙う島原は2月の九州選抜大会個人優勝の峯松や、中学時代から全国で結果を残してきた岩本、ルーキー生出ら下級生にも好選手がそろい、層が厚い。西陵は九州選抜大会個人8強の松下や三田村が要。長崎北は現3年生が1年時に県新人大会で初優勝。今春、創部以来初の全国選抜大会も経験した。集大成の夏を総力で取りにいく。他校も昨年11月の県新人大会個人8強の野中(長崎日大)や沖洲(大村)ら有力選手を擁しており、早い段階から熱戦が期待できる。

 個人は岩本ら島原勢を中心に各校の主力がしのぎを削る。

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