NHK連続テレビ小説「なつぞら」で注目を浴びた子役・粟野咲莉が、6月8日放送のフジテレビ系オムニバスドラマ「世にも奇妙な物語 ’19雨の特別編」（午後9：00）に出演。木村文乃が主演する「人間の種」で、植物として生まれ変わる木村の母親役を演じる。
OLの春田緑（木村）は、3年以上付き合った恋人からプロポーズされるも、返事をすることができなかった。誰にも言えない悩みを抱えたまま帰路に着いたその夜、「幸せの種」という名の植物の種を思わず購入する。ある日、ふとその種を植えた花壇の土から何かが飛び出しているのに気付く。恐る恐る土を掘るとそこには人間の頭が。それは頭から芽を生やし、白いワンピースを着た少女・希（粟野）だった。「あなた誰…？」と尋ねる緑に「あなたのお母さん。緑が種を植えてくれたんでしょう？」としゃべり出す。驚く緑をしり目に、母親しか知りえないことを次々話し出す希。その日から娘・緑と頭に芽の生えた母・希の不思議な親子生活が始まったが…。
木村との共演に粟野は「私がこんな奇麗な方のお母さんになるのか！と不思議な感じがして緊張しました。でも撮影の合間に私の足にタオルを掛けてくださったり、お話してくださったり、木村さんがお母さんみたいな感じに優しくしてくださって、とてもうれしかったです」と感謝。自身初の母親役挑戦に「お母さんの感じを出すために、なるべく落ち着いたお芝居をするようにしました。初めてやったお母さん役ですが、お料理もしてとても楽しかったです。皆さんにお母さんらしさが伝わるといいなと、少しドキドキしています」と期待している。
また、娘役の木村は「緑がちゃんと幸せになれるように、最後は笑ってありがとうって言えるように組み立てました」と役作りを明かし、「今回出演させていただいた『人間の種』自体は怖くないお話で、ハートウオーミングなお話です。心が通うシーンを楽しんでいただけたらと思います」とアピールした。
