中華街から飲茶スイーツの風を 24日からフェア

飲茶スイーツフェアのアピールをする段さん=横浜市中区

 料理のイメージが強い横浜中華街(横浜市中区)で、実は多彩なスイーツの魅力を発信するイベント「飲茶スイーツ品評会・フェア」が、24日から26日まで開かれる。横浜中華街発展会協同組合の主催で、スイーツを前面に打ち出すイベント開催は初めて。専門家による品評会のほか、一般の人気投票も行われる予定で、発展会は「アジアンスイーツを気軽に楽しんでほしい」と話している。

 近年、女性を中心にスイーツがブームとなる中、中華街の新たな魅力を打ち出そうと企画された。発展会事業企画部部長の段孝宗さんは「新たなファン層を獲得できれば。中華街にはスイーツもあるのだと、ぜひ知ってほしい」と力を込める。

 参加するのは12店舗。伝統的な月餅や揚げ団子から、現在ブームとなっているタピオカミルクティーのプリンなど、各店舗の自信作が一品ずつ出品される。イベントに合わせた新作もあるという。

 24日には品評会が行われる。大手百貨店の食品担当者とパティシエ、ホテルのセールスマネジャーが参加作12点に点数を付け、「優秀金菓賞」など上位3点を決定する。また、25、26の両日は、オープンスペース「China Town80」で午前11時からフェアを実施。参加作が購入できるほか、人気投票も実施し、一番人気の作品を表彰する。

 表彰された作品は、イベント終了後に発展会のホームページで公開し、対象店舗には賞状や盾を授与する。

 同イベントは来年以降も継続する予定だという。段さんは「食の街・横浜中華街から、飲茶スイーツの新たな風を起こしたい」と意気込んでいる。

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