奇妙な併殺でピンチ脱出 ブリュワーズが乱打戦制す

【レッズ9-11ブリュワーズ】@ミラー・パーク

2回表に5点を先行されたブリュワーズが徐々に追い上げ、6回裏の5得点で逆転に成功した一戦は、7回表の奇妙な併殺がカギとなり、ブリュワーズが11対9で逃げ切った。3点を追うレッズは、ブリュワーズのリリーフ陣を攻めて一死満塁のチャンスを作り、カート・カサリの押し出し死球で2点差。次打者フィリップ・アービンは低めのスプリッターの前に空振り三振に倒れ、このボールを捕手ヤスマニ・グランダルが後逸したのを見て飛び出した一塁走者のカサリが一二塁間に挟まれてタッチアウト。変則的な形での「三振ゲッツー」でブリュワーズはピンチを脱出した。3番手として1回1/3を無失点に抑えたジュニア・ゲラが今季2勝目(0敗)、8回途中から1回2/3を無失点に抑えた6番手のジョシュ・ヘイダーが今季12セーブ目をマーク。レッズ4番手のワンディ・ペラルタは4失点の乱調で今季初黒星(0勝)を喫した。

レッズがルイス・カスティーヨ、ブリュワーズがザック・デービーズの先発で始まった一戦は、両軍合計24安打・5本塁打・20得点という打ち合いとなった。レッズは2回表にタッカー・バーンハートの4号3ランなどで5点を先制し、ブリュワーズはその裏にケストン・ヒウラが2号ソロ。3回表にレッズがデレク・ディートリックの12号ソロで再びリードを5点とすると、3回裏にブリュワーズはマイク・ムスターカスの12号ソロなどで3点を返した。4回裏にはエリック・テームズの2点タイムリーで6対6の同点とし、5回表にレッズがホゼ・イグレシアスの2点タイムリーで勝ち越したものの、ブリュワーズは6回裏にグランダルの9号2ランなどで5点を奪って逆転に成功。その後、変則的な併殺にも助けられてレッズの反撃を1点に抑え、11対9で乱打戦を制した。

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