バスケットボール 男子 長崎西が一歩リード 女子 優勝争いは混戦模様

県春季選手権女子決勝で1点差の接戦を演じた長崎女と長崎西=西彼長与町民体育館

 男子51、女子49校がエントリー。男女ともトーナメントから4強による決勝リーグで競い、優勝校がインターハイの出場権を得る。(6月1~4日・佐世保市体育文化館ほか)

 =男 子=

 長崎西がV6に向けて視界良好。能力が高い選手を擁する瓊浦、長崎東などが追う展開か。

 長崎西は昨季の主力メンバーが多く残る。ガード山本、センター今村は高いレベルで安定。フォワード柴崎は冬を越えてパワーを増した。チームが重視するカバリング、リバウンドの意識も浸透。付け入る隙は少ない。

 瓊浦は身長2メートルのセンター、留学生のアーノルドが鍵を握る。まだ粗削りで高さを生かしきれていないが、連係面を改善できれば他チームの脅威になりそうだ。長崎東は技術に優れるガード谷川が攻守の要。西海学園、佐世保工、長崎工、島原工、大村も上位をうかがう。

 =女 子=

 今季は長崎女が県内主要大会を制してきたが、4月の県春季選手権は決勝で長崎西と1点差、準決勝も佐世保東翔と6点差。優勝争いは混戦になる可能性がある。

 長崎女は昨年のような絶対的エースこそいないが、主将のガード西、勝負強いフォワード若杉、ルーキー池田らを軸に総合力で勝負する。長崎西も主将のセンター木村、3点シュートの精度が高いガード齋藤、左利きのフォワード岩本ら層が厚い。昨年、過去最高の8強に入った佐世保東翔は勢いがある。

 1月の県新人大会決勝で長崎女と競り合った佐世保南のほか、西海学園、純心女、鎮西学院、長崎商なども力は接近しており、決勝リーグは好ゲームが続きそうだ。

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