6,500円のロッドに衝撃!舐めていた「ファーストキャスト様」に謝りたい 釣り竿には下から上まで幅広い価格帯が存在しますよね。「5,000円程度のロッドって使えないよね~」という調子に乗った先入観を壊してくれたメジャークラフトのファーストキャストをインプレします。

値段で判断するべからず。

釣りにハマればハマるほど欲しくなっていく釣り道具ですが、とくにロッドは高額なので購入する際は非常に悩みますよね。

エントリーモデルからハイエンドモデルと、幅広い価格帯のロッドが発売されていますが、手に取りやすいのは1万円前後のロッドではないでしょうか。

今回は、エントリーモデルを舐めていた私の先入観を破壊した“超ハイコスパなルアーロッド”をご紹介します!

ファーストキャスト様

スポットライトを当てるのは、メジャークラフトから発売されている「ファーストキャスト」。

名前の通りビギナー向けの入門用ソルトルアーロッドであり、シーバス・エギング・ライトゲームの3つのカテゴリーが展開されています。

▼ファーストキャストを特集した記事です

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子供用に……しかし!!

子供と釣りを楽しむために“そこそこの性能で子供が折ってしまってもOK”なルアーロッドを探していたところ、ネットでファーストキャストを発見してポチリ。

到着して実際に使ってみると……。

そもそもは、サビキ用に購入

おもにサビキやチョイ投げに使いたかったので、15~42グラムのウエイトを扱えるFCS-962M(シーバスモデル)を購入。

正直なところ、実売価格が6,500円程度だったので、「フッ……おもちゃだな」という先入観がありました。

これがエントリーモデルだと!?

後日、子供達と堤防へサビキ釣りに出掛け、届いたばかりのファーストキャストをシェイクダウン。

どれ程のクオリティーか興味があったので、サビキ仕掛けを結ぶ前に40グラムのメタルジグをフルキャストしてみました。

遠くに消えていくメタルジグ。そして、シャープな操作感。はっきり言って、「ミドルクラスじゃないの!?」と思わせる使用感に衝撃が走りました。

この十分すぎる性能で6,500円は安すぎです。使い心地は16,500円!

3年目へ突入

結局のところサビキ釣りにはモッタイナイと、ライトショアジギングのセカンドロッドとしてレギュラー入り。

「小学3年生だった長女も次は中学生か~……(しみじみ)」と、3年間ファーストキャスト使ってみた感想、そして現在の状態をチェックしましょう。

×リールシートの軋み

扱いやすい中弾性カーボンのパワー・トルクは申し分ないのですが、根掛かりを外す時のような力を加えると、リールシート周辺でギシギシと軋みが生じます。

しかし、キャスト時やファイトの際には軋みがないので、実釣に差し支えることはありません。

×継ぎ目の緩み

使用して2年が経ったあたりから、ジョイント部の緩みが目立ってきました。

これは、抜き差しを繰り返すことによってどんなロッドでも消耗する部分なので仕方がありません。

気になる方は、フェルールワックスを使えばジョイント部の痩せを軽減できますよ。

◎まだまだ現役

ブランクスの傷やガイドの錆といった経年劣化は見られていますが、戦闘力はまだまだ現役。

これまで大型シーバスや70センチを越えたサゴシなどの色んな魚を釣り上げた実績があり、その活躍は値段以上です!

すみません、舐めていました(汗)

さすがに2~3万円代のロッドには届きませんが、6,500円の価格からはとても想像できない使用感です。

これから釣りを楽しみたいビギナーさん、もちろん中級者、上級者の方にもオススメしたいコスパ最強のルアーロッドです。

ファーストキャストさん、舐めていてすみませんでした。

そして、これからも色んな魚を釣らせてください!

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