焼酎に使用の県在来種麦 共に10年、納得の収穫

専用の在来種麦畑で収穫に立ち会った生産者の黒木親幸さん(左)と蔵元の柳田正さん

 麦秋を迎え、各地で刈り取りが進む中、高原町の畑で本県在来種麦の「ミヤザキハダカ」の収穫が行われた。焼酎用に提供を始めて10年目。同町蒲牟田の「農事組合法人はなどう」(黒木親幸代表理事)が、柳田酒造(都城市、柳田正社長)の麦焼酎に全量供給する畑だ。黒木さん(71)は「毎年倒伏続きだったが、初めて納得いく出来。やめずに10年続けてよかった」と喜ぶ。

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