街彩る20種3500鉢 ながさき紫陽花まつり開幕

出島和蘭商館跡の出島表門橋を彩るアジサイ=長崎市

 長崎市の市花でもあるアジサイを市内の観光スポット5カ所に並べた「ながさき紫陽花(おたくさ)まつり」が25日、開幕し、色とりどりのアジサイが街を彩っている。6月16日まで。
 定番の西洋アジサイをはじめ、日を追うごとに色が変化する「カメレオン」や、県内の業者が天皇陛下の皇太子時代、ご成婚を記念し開発した「プリンスブルー」など多様な20種約3500鉢が楽しめる。
 5カ所のうち、眼鏡橋周辺では県花き振興協議会(三浦憲二会長)が鉢植えの即売会を開き、生産者が買い物客に剪定(せんてい)の時季や土の配合などをアドバイスした。
 「ティンカーベル」の鉢植えを購入した市内の田中稔さん(71)は「玄関に飾るつもり。花は手をかけただけ応えてくれるので、大事に育てたい」と話した。即売会は26日まで。

© 株式会社長崎新聞社