「べしゃり暮らし」主人公・間宮祥太朗の家族に寺島進、徳永えりらが決定

テレビ朝日系で7月から放送する連続ドラマ「べしゃり暮らし」(土曜午後11:15、開始日未定)に寺島進、篠原ゆき子、徳永えりらの出演が決定した。主人公で学校一笑いに貪欲な“学園の爆笑王”上妻圭右(間宮祥太朗)の父親、母親、姉をそれぞれ演じる。

同作は“お笑い”をテーマに描いた森田まさのり氏の同名漫画を原作に、“学園の爆笑王”圭右(間宮)と、高校生ながら元プロの芸人だった辻本潤(渡辺大知)が漫才コンビを結成することから始まる青春群像劇。寺島は圭右の父親で、そば屋「きそば上妻」の店主でもある上妻潔役を演じ、さらに亡き圭右の母・美津子役を篠原が演じる。徳永は圭右の姉・しのぶ役を務める。

圭右の父・潔は大のお笑い嫌い。かつては経営するそば屋に若手芸人が集うなど、お笑い好きだったが、ある時を境に突然毛嫌いし始める。その陰には今は亡き妻・美津子が深く関係していた。寺島は「劇団ひとりさんが演出をされるということで、とてもありがたいご縁だと感じています。このドラマは芸人さんの話ですが、芸人さんというのは本当に大変な仕事だと思います。どんな仕事も同じように大変ですが、続けていくことがとても大事なんだと思います。そういうことも感じさせてくれる作品ですので、ぜひとも楽しみにしていてください」とコメントした。

圭右の母・美津子はすでに他界しているが、良妻賢母として家族の胸に深く刻みつけられ、それを思い出す残された家族たちの姿も同時に描かれる。篠原は「人に喜んでもらうことが大好きな上妻家。そういう家族だったからこそ、あんなに愛される主人公が育ったんだろうなと思いました。現場では冷静でクールな佇まいに見える劇団ひとりさんが、芸人を目指す若者の汗と涙をどう映像化するのか。私も出来上がった作品を拝見するのがとても楽しみです」と期待を寄せる。

そして圭右の姉・しのぶは、実家のそば屋で父を手伝いながら、父と圭右の間に入って2人を温かく見守る。徳永は「間宮さん演じる圭右はとてもパワフルで一緒にお芝居を作っていく中で心を揺さぶられる瞬間がたくさんあります。その隣にいる辻本役の渡辺さんは、圭右のパワーを優しく大きく包み込んでいて、とてもバランスの良い2人がこの物語を形成しているんだなと感じました」と主演の2人を分析し、「演出の劇団ひとりさんは、われわれと同じ役目線に立って言葉や行動を選んで演出してくださるので、とても新鮮でした。最後まで姉として、時に厳しく時に優しく見守れる存在でいたいと思います」と意気込みを述べた。

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