全国の異才集まれ、東京大学が8月にサマープログラム

東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野中邑研究室による「異才発掘プロジェクトROCKET」は2019年8月、将来研究者を目指す中高生向けにサマープログラムを開く。全国の中学3年生から高校3年生までの10人程度を選抜し、東京大学の教員らが未知の世界へ飛び出していける知恵と勇気を与える。

東京大学によると、サマープログラムは8月17~20日、東京大学先端科学技術研究センターなどを会場に開く。オリエンテーションと東京大学先端科学技術研究センターの研究室を見学したあと、久保文明東京大学大学院法学政治学研究科教授、渡辺浩東京大学名誉教授らが講義する。

このほか、社会活動家でもある湯浅誠東京大学先端科学技術研究センター特任教授によるフィールドワーク実習、バイオリニストの近藤薫東京フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターらの講演も予定されている。

参加対象は中学3年生から高校3年生までの10人程度で、7月5日までに専用サイトから応募のうえ、1,000字程度の志望動機と試験成績、教員の推薦状など成績が優秀であることを示す証明書を東京大学先端科学技術研究センターに郵送して申し込む。受講は無料だが、交通費や食費として1人6万円程度が必要になる。

異才発掘プロジェクトは東京大学先端科学技術研究センターと日本財団が共同で進めている事業で、突出した能力があるものの、現状の教育環境になじめない子供たちを選抜し、継続的な学習を進めている。

参考:【東京大学 先端科学技術研究センター】異才発掘プロジェクトROCKETサマープログラム 「学びを取り戻せ!」 開催のご案内

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