アストロズ・コールが「コール対決」制して今季5勝目

【カブス5-6アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

カブスのコール・ハメルズとアストロズのゲリット・コールによる「コール対決」となった一戦は、ハメルズが1つも三振を奪えず4回6失点と崩れた一方、コールは12個の三振を奪って6回2失点。先発投手の出来の差が両軍の勝敗を分ける結果となり、アストロズが6対5で勝利して本拠地ミニッツメイド・パークでの3連戦の初戦を制した。初回にアンソニー・リゾーに先制の15号2ランを浴びたコールだが、その後は3回表と6回表に三者三振を奪うなど、圧巻の奪三振ショーを展開。3試合ぶりの12奪三振、今季6度目の2ケタ奪三振をマークし、今季112奪三振で両リーグトップに立った(奪三振率14.07)。コールは今季5勝目(5敗)。一方のハメルズは今季初黒星(4勝)を喫した。

2点を追うアストロズは、2回裏無死二・三塁からタイラー・ホワイトの犠牲フライで1点差とし、3回裏には無死一・二塁からユリ・グリエルのタイムリー、ロビンソン・チリーノスのタイムリー二塁打、デレク・フィッシャーのタイムリーなどで一挙5点を奪って逆転に成功。7回表に2番手のヘクター・ロンドンがデービッド・ボーティにタイムリーを浴び、9回表にはクローザーのロベルト・オスーナがアルバート・アルモーラJr.に7号ソロ、アディソン・ラッセルに3号ソロを献上して1点差に詰め寄られたものの、なんとか逃げ切った。コールは「リゾーに打たれたボールは失投だ。威力のないボールを真ん中に投げてしまった」とリゾーに被弾した失投を反省。A.J.ヒンチ監督は「そこから立て直して支配的なピッチングを見せてくれた」とその後の好投を称えていた。

© MLB Advanced Media, LP.