「LemonTree」や「SWC」などのアクセサリーショップを運営する(株)レモンツリーが破産

 (株)レモンツリー(TSR企業コード:570752639、法人番号:4120101032604、藤井寺市岡2-12-15、登記上:羽曳野市羽曳が丘5-19-24、設立1978(昭和53)年11月、資本金1000万円、平田惠三社長、従業員44名)は5月27日、大阪地裁に破産を申請し5月28日、破産開始決定を受けた。破産管財人には軸丸欣哉弁護士(弁護士法人淀屋橋・山上合同、大阪市中央区北浜3-6-13、電話06-6202-4446)が選任された。
 負債総額は債権者180名に対して13億3997万円(2018年8月期決算時点)。

 1976年10月創業。オリジナルアクセサリーの企画販売業者として、「LemonTree」や「SWC」などのブランド名で全国の商業施設内などで21店舗を運営していた。製造を主に海外で行うことでコストを軽減し、若年層の男女をターゲットに2006年5月期は売上高18億1819万円を計上。しかし、消費低迷を背景に減収が続くなど、厳しい経営が続いていた。
 不採算店舗の閉鎖などで改善を図ったものの、閉鎖に伴う損失計上などで赤字決算が続き、債務超過に転落。その後もターゲットの見直しやwebサイトの一新など抜本的な改革を進めてきたが、金融負担が重荷となっていた。
 返済のリスケジュールを要請するなどして凌いできたものの、2018年8月期は(8カ月の変則決算)売上高が3億7652万円にまで落ち込み、業績回復が見込めないことから、今回の措置となった。

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