野村アートアワード エマージング・アーティスト賞が発表! チェン・ラン、キャメロン・ローランドの2名に

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野村ホールディングス株式会社は、5月21日、京都の東福寺にてエマージング・アーティスト賞受賞者の発表と授賞式を行った。
本アワード第1回目として、中国杭州市を拠点とするCheng Ran(チェン・ラン、1981年生まれ)と、米国ニューヨーク市を拠点とするCameron Rowland(キャメロン・ローランド、1988年生まれ)の2名に贈られた。

エマージング・アーティスト賞は、現代アートの未来を担うことが期待される新進気鋭のアーティスト2名を表彰するもので、今後の活動支援としてそれぞれ10万米ドルを授与された。

授賞式でのチェン・ラン(左)と野村ホールディングス執行役員の池田肇 - Photo: Xin Tahara

チェン・ランは、繊細で複雑な感情や精神を、映画、詩歌、ドラマ、小説やインスタレーションを組み合わせて表現する作品で知られている。代表作には、香港のK11アート・ファンデーションの協力のもとニュー・ミュージアム(米国)で展示した「狂人日記(Diary of a Madman)」(2017年)や、オランダ国立芸術アカデミー(ライクス・アカデミー)からの招聘期間に制作した9時間に及ぶ映像作品「In the Course of the Miraculous」(2015年)などがある。

In Course of the Miraculous, 2015 wide-screen HD film, 5.1 surround, 540 mins Courtesy the artist, K11 Art Foundation, Erlenmeyer Foundation, and Galerie Urs Meile, Beijing-Lucerne
The Lament: Mountain Ghost, 2018 Single channel video with sound Courtesy the artist, Ota Fine Arts, (Tokyo, Singapore, Shanghai)

キャメロン・ローランドは、現代人の生活をとりまく法律や経済といった枠組を批判する作品で知られるアーティスト。セセッション(オーストリア)、ハーバード・アート・ミュージアム(米国)、ホイットニー美術館(米国)、ニューヨーク近代美術館(米国)やサンパウロ・ビエンナーレ(ブラジル)での展示、ロサンゼルス現代美術館(米国)、ガレリー・ブーフホルツ(ドイツ)、アーティスト・スペース(米国)、ギャラリー・エセックス・ストリート(米国)における個展開催など、豊富な実績の持ち主だ。日本でも2016年の岡山芸術交流で作品を発表している。なお次回は、2020年にインスティテュート・オブ・コンテンポラリー・アーツ(英国) での個展を予定している。

故 オクウィ・エンヴェゾー、ドリュン・チョン、長谷川祐子ら世界の一流のキュレーターらが審査員の中心となった野村アートアワード、10月には上海で100万ドルが授与される大賞の発表を行う予定だ。史上空前の賞金が一体どのアーティストの手に渡るのか、その続報を待ちたい。

野村アートアワード
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