アーセナルとチェルシーとのライバル対決となる、今年のUEFAヨーロッパリーグ決勝。
この一戦に最も思い入れがあるのは、アーセナルGKペトル・チェフかもしれない。
かつてチェルシーの絶対守護神だった彼はこの試合を最後に引退。その後は古巣チェルシーのスポーツディレクターに就任するとも噂されている。
そのチェフは『Evening Standard』のインタビューでこんな話を明かしていた。
ペトル・チェフ(アーセナルGK)
「奇妙に聞こえるかもしれないが、概してアーセナルにはそれほどプレッシャーがないと思う。
アーセン(・ヴェンゲル前監督)は本物のジェントルマンだ。
彼は負けることを嫌うのと同じくらいに紳士であり続ける。
負けることもあれば、勝つこともある。彼はそういう感じでやっていく。
それは自分にとって全く経験したことがないものだった」
ペトル・チェフ(アーセナルGK)
「チェルシーでは引き分けに終わった時のロッカールームはまるで葬式みたいだった。
それはとても酷いものだったね。
ホームでビッグクラブに引き分けたら、『Oh no、ホームで勝てないなんてありえない』って感じさ。
あらゆるところでそういう感じだった、選手も監督も。
自分が(チェルシーに)いた時は最初から、どんな試合でもプレッシャーがあった」
チェルシー時代は勝利へのプレッシャーが強烈で、引き分けると誰もがひどい落ち込みようだったとか。
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それに比べると、アーセナルは良くも悪くもやや緩いという感じだろうか。ウナイ・エメリ監督はとても温かいクラブと語っているが。