不審者対策の再徹底を要請 長崎県内の教育委員会

 川崎市での殺傷事件を受け、長崎県内の教育委員会は28日、学校側へ不審者対策などの再徹底を要請するなどした。長崎県警は登下校時のパトロールを強化する。

 長崎市教委は、市校長会を通じ、安全管理について注意喚起した。今後は各校に集団下校や不審者対策などを再度周知するほか、少年補導員による見守り強化を要請する方針だ。佐世保市教委も、登下校時を含む日常生活の不審者への対応など安全対策を再徹底するよう、市内の小中学校へ近日中に通達する。

 長崎県警は通学路パトロールに関し、児童が登下校する時間帯を重点的に回る方針を決めた。

 一方、南島原署は、交通安全啓発プロジェクトで同署を訪れた南島原市立口之津小の児童らに対し、署員が事件の概要を伝え、「登下校中や塾、友達と遊んだ後の帰りに、不審者に遭遇したら逃げて。そしてお巡りさんや先生、親御さんに連絡して。われわれも全力で皆さんを守る」と注意を呼び掛けた。

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