ソウル-対馬、航空路線 年内にも再開方針 韓国KEA 小型ジェット機使用

コリア・エクスプレス・エアがソウル―対馬のチャーター便に使用する予定の小型ジェット機(同社提供)

 韓国の航空会社コリア・エクスプレス・エア(KEA)が、ソウルの金浦(キンポ)空港と長崎県対馬市の対馬空港間で小型ジェット機(定員50人)の国際チャーター便を年内にも就航させる方針であることが29日までに分かった。

 KEAは、金浦-対馬のチャーター便を2009年10月から小型双発プロペラ機(定員20人)で運航していたが「座席数が少なく、収益性に限界があった」として13年7月から運休していた。小型ジェット機が就航すれば約6年ぶりの航路再開となる。

 機材はエンブラエル社の小型ジェット機「ERJ-145」を使用し、金浦-対馬を1時間で結ぶ。チャーター便は韓国国内からの客向けで、対馬空港からの片道搭乗はできない。

 KEAは、長崎新聞の取材に「ソウル近郊の富裕層向けに対馬の自然を体験するツアーなどを検討している。早ければ6月中旬にも隔日で運航を始め、下旬から毎日運航を目指したい」としている。

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