逗子海岸花火大会、ことしは9月末開催で検討

逗子海岸花火大会=逗子海岸(昨年の様子)

 逗子市観光協会などでつくる検討会が、「逗子海岸花火大会」を9月末に開催する方向で検討していることが24日、分かった。

 関係者によると、市が今月末に開かれる予定の市議会臨時会に、市観光協会への補助金約1300万円を計上した2019年度一般会計補正予算案を提出する。補助金は花火大会の警備費用に充てられるとみられる。

 花火大会は例年、5月末から6月初旬に開催され、約10万人が来場する市の一大イベント。だが財政難を理由に、市が18年度に協会への補助金を全額カットした。これに対し、地元商店主ら市民有志が実行委員会を立ち上げて募金などで資金を集め、昨年6月の開催にこぎ着けた。

 市は19年度当初予算にも補助金を計上せず、市観光協会は今年3月、恒例の5月末から6月初旬は見送る、と発表した。

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