長崎自動車「エヌタスTカード」9月導入

共通ICカード乗車券「長崎スマートカード」後継

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9月16日に利用が始まる「エヌタスTカード」=長崎市新地町、長崎自動車

 長崎バスを運行する長崎自動車(長崎市)は30日、共通ICカード乗車券「長崎スマートカード」の後継で導入する独自の地域ICカードについて、9月16日に発売・利用を開始すると発表した。名称は「エヌタスTカード」。2020年2月以降、他の県内バス・鉄道6社局が来年導入する「nimoca(ニモカ)」も長崎バスで利用可能にする方針も明らかにした。

 長崎自動車の新カードのロゴは「N+」。「ナガサキに便利なことや楽しいことがプラスされていく」という特性を表現した。電子マネー「エヌタスマネー」として長崎バスや県内提携タクシー約1300台、加盟店での買い物や飲食に使うことができ、全国共通のTポイントがたまる。詳細なサービスやポイント加算の内容は8月に発表する。

 カード利用に伴うビッグデータを分析し、新たなビジネス展開につなげる構え。会見した森下光年上席執行役員は「ニモカを使えば、長崎で生まれたお金と情報が他県に流れてしまう。地元で循環させ、長崎独自の新たな価値やサービスを創出したい」と述べた。

 グループ会社のうち、さいかい交通(西海市)でも利用できるが、五島自動車(五島市)と島原鉄道(島原市)には「いずれ導入したい」としている。

 西日本鉄道(福岡市)が運用するニモカやJR九州(同)の「SUGOCA(スゴカ)」など10種類の全国共通「10カード」について、長崎自動車は空港線を含む長崎バス全路線で利用できるようにする。エヌタスTカードは他の県内6社局では使えない。

 長崎スマートカードは2002年に導入。システム老朽化のため県内各社局は2017年、ニモカまたは独自カードへの移行をそれぞれ表明し、判断が分かれていた。