難関 長崎検定1級合格 松尾さん、本田さん、辻田さん 長崎商議所で証書を贈呈

難関を突破した(左から)松尾さん、本田さん、辻田さん=長崎商工会議所

 長崎の歴史・文化の知識を問う「長崎歴史文化観光検定」(長崎検定)の1級合格証書贈呈式が24日、長崎市桜町の長崎商工会議所であった。難関を突破した3人が喜びを語った。

 合格したのは松尾照久さん(67)=長崎市岩屋町=、本田一郎さん(53)=同市江平2丁目=、辻田俊也さん(58)=西彼長与町=。

 1級の検定は、語句の穴埋めや短文記述の問題が出題され、高度な知識が求められる。150点中120点以上の得点が必要。34人が受験し、合格率は8.8%だった。

 贈呈式で、同会議所観光部会の廣高信彦副部会長は「合格がゴールではなく、スタートとして知識の吸収に努め、情報の発信者として活躍してほしい」とあいさつ。一人ずつに証書を手渡した。

 松尾さんは「(歴史などを)知っていくうちにおもしろくなった。長崎愛を燃やし続けたい」と話し、自作の対策ノートで勉強して一発合格した本田さんは「長崎の活性化に役立ちたい」。3回目の挑戦で合格した辻田さんは「長崎のユニークなところにひかれている。これからも勉強を続けたい」と話した。

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