世にも奇妙な「目玉寄生獣チューン」
見てください。このビッグベイトたち。
ルアーたちが揃ってこっちを見てきます。
世にも奇妙なルアーチューン。これが目玉寄生獣チューンです。
ビッグベイトを愛する、筆者ビックリマン高田が勝負をかける時に必ず施す、この技。
バス釣りの聖地琵琶湖では、10年以上前から一部のアングラーがこの目玉チューンを取り入れてました。
今回はこのチューンを施す意味と、効果的な貼り方をご紹介。みなさまのルアーを目玉だらけにしようという試みです。
なぜ目玉を貼るのか
筆者のペット。雷魚のぷーさん。エサである「死んだ小魚」を捕食する時。じっくり観察して目のある位置から咥えこみます。
釣りをしていると、ルアーやエサの頭から咥えようとする光景を見たことはありませんか?
肉食魚は可能な限り頭から魚を捕食しようと試みます。この理由には諸説ありますが、
・頭を押さえることで逃げられないようにする
・尻尾から捕食するとヒレが逆立って飲み込みにくくなる
などの理由によると言われています。
生きている魚は進行方向で頭の方向がわかるとも言えますが、動かない、死んだ魚を捕食する時も間違いなく頭から捕食することができます。
魚の頭を判断する時に目というのは重要な役割を果たしているんですね。
つまりルアーに目を貼るのは、貼った箇所にバイトをさせるため。バイトマーカーの役割を与えるのです。
実際の効果はどうなのよ?
筆者が使うビッグベイトは2~4オンスくらいまでのものがメインです。このように目玉を随所に貼って使います。
論より証拠。目玉チューンで釣れているビッグバスを見てみましょう。
60cmジャストのビッグバス。安全のため一度ルアーを外していますが、ボディー中央をいわゆるハーモニカ食いで食いあげてきました。(ルアーはDRT・タイニークラッシュ)
こちらは同行した友人がガンクラフトさんのジョインテッドクローの目玉寄生獣チューンで釣った1匹。がっつり飲み込んでくれてますね。
目玉を貼らないと何が起きるのか
目玉を貼らずに1日使ったビッグベイト。赤丸で囲んだ部分に歯型がついているのがおわかりいただけると思います。
ビッグベイトを使っていてショートバイトやミスバイトに悩まされたことはありませんか?
写真のようにヘッド付近に歯型がついたときは、ビッグベイトにもともと付いている目にバイトした、もしくはリップへの反射にバイトした可能性が高いでしょう。
ヘッド部分へのバイトはフックに掛からないことが多いのです。
貴重なビッグバスのバイトを少しでも取りこぼさないために、目玉を食わせたい部分に貼るのは非常に効果的だと言えます。
目玉寄生獣チューンの手順
目玉寄生獣チューンの一例。写真はデプスさんのスライドスイマー175。フックの近くに目玉を1つずつ配置しています。
目玉寄生獣チューンで用意するものはシンプルです。チューンしたいルアーとシールアイ(目玉)だけ。接着に不安があるなら瞬間接着剤を用意するとよいでしょう。
シールアイのお勧めはバスデイさんの3Dアイシール。立体的なものが特に効果があると思っています。
目玉はバイトマーカーなので魚にバイトさせたい位置に貼ります。例えばフックの近く、ジョイントルアーならジョイント部分の近くなどもよいでしょう。
バスデイさんの3Dアイシールは、裏側がシールになっているので問題なく簡単に張り付けることができます。
もちろん、水分やゴミは接着の妨げになるのでふき取っておきましょう。
ビッグベイトチューンの可能性は無限大
いかがでしたか?
ルアーに目玉を貼ってみたくなったんではないでしょうか。ビッグベイトはボディが大きいぶん、食わせる工夫=チューンの幅が無限大なんです。
以前ご紹介した板オモリなども併せて利用して、皆さんのビッグベイトライフがもっと楽しいものになれば嬉しいです。
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ビッグベイトに目玉寄生獣チューンを。そしてビッグバスを!
この記事を書いた人
ビックリマン高田
全国47都道府県を全て釣り歩き、現在のホームグラウンドは海外。 淡水海水、大物小物問わず魚が大好きです。 皆様に魚の魅力や、釣りの楽しさを全力でお伝えします。