クルマ×自転車で旅が加速する。ボルボ V60で駆け抜けた「弾丸・南アルプスツアー」【PR】

ボルボ V60

自転車好き女子がクルマに愛車を積んで出発!

クルマ×自転車で旅に新たな可能性を。普段はロードバイクや小径車でツーリングを楽しむ筆者が、クルマにロードバイクを積んで旅へ出てみた。今回の相棒はボルボ V60。快走路や絶景、温泉、おいしいもの……。向かったのは長野県・蓼科高原だ。

と、今回の旅を始める前に、軽く自己紹介。みなさんはじめまして。ひとり旅と自転車、温泉、お酒を溺愛するフリーランスライター・大城実結です。某誌ではミユミユさんという名前で呼ばれています。どうしましょう?(笑)今回は自転車好き女子の私が、走りたいけれども公共交通機関ではアクセスし辛い自転車コースまで、ボルボに愛車を積んで行ってしまおうという企画です。

余裕で愛車を積めるラゲッジスペースに感動

かくいう筆者は緊張していた。なんてったってボルボだ。数年前にサビかかったMTの中古軽自動車を唸らせ、近所のスーパーに通っていた一般庶民代表の筆者の手も、そりゃあ震える。

ボルボ V60

今回お借りしたボルボ V60はステーションワゴンで、大きな荷物もたっぷり積載できるという心強い相棒。さっそく我がロードバイクを輪行袋に入れた状態で積んでみる。さてトランクを開けてみようとテールゲートの裏側をまさぐっていると、何らかのボタンに手が触れる。すると「ピピッ」という軽快な音を立ててトランクが開くではないか。何気ないことだが、これはかなり便利だ。

重量物を抱えた状態でのトランクの開閉はなかなか骨が折れるもの。それがボタン一つ押すだけで楽々開閉できるのだ(ちなみに足をバンパーの下に突っ込んでもトランクが開けられるのは後で教わった)。

そして後部座席を起こした状態で自転車をイン。前後輪を外した状態ならばすっぽりとトランクに収まる。これであれば、あと2台は積み込めそうだ。

「自動追尾って怖くない?」という意識を蹴飛ばす、安心感

ボルボ V60

自転車の固定と養生を行い出発進行、目指すは長野県の蓼科高原にある白樺湖だ。標準装備のカーナビは、他に類を見ない縦型のディスプレイが特徴的で、タッチの感度も抜群だ。目的地を設定し、「さて」と意気揚々と進行方向を見据える。……あれ、何か目の前に数字が見えるぞ? 緊張のあまりとうとう幻覚まで現れてしまったか、やれやれ。

ボルボ V60

「あのゥ、目の前に数字らしきものが見えるんですよねえ……」と、ぼそぼそ告げる筆者に、編集氏は「それは見えても大丈夫なものです」と説明してくれる。これはヘッドアップディスプレイという装備で、速度やカーナビ情報などドライビング時に必要な情報を表示してくれる機能だ。実際に走行すれば一目瞭然で、現在の走行速度や分岐点などが次々と目の前に現れる。走行中にカーナビやメーターに視線を動かす必要もないため、緊張していた筆者にとっても心強かった。

ボルボ V60

さらにこれだけではない。高速道路に入り、穏やかに流れる走行車線を走っている時だった。編集氏が「では、そろそろですかね」とハンドルの左側に付いているとあるボタンを押す。「はい、もうアクセルとブレーキから足を離して大丈夫ですよ」とのこと。……これはもしかすると?

「アダプティブ・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付ACC)ですね」

前方車両との車間距離を調整する機能で、加速、巡航、原則、停止を全て自動で行ってくれるのだ。つまり運転手はハンドル操作をしているだけでいい。それでも筆者は古い人間、「いやいやいや、さすがにブレーキから足を離すのは怖いっす。大丈夫なの?」と内心震え上がっていた。が、その不安感も一網打尽にするのがV60。前方を走行するクルマの減速に合わせて、スルスルと穏やかに加減速を繰り返してくれる。さらに「パイロット・アシスト」をオンにすれば、左右の白線を検知しハンドリングを自動で手助けしてくれる。運転手はクルマが誘うままに、どっしりと構えていればいいのだ。ここで筆者は気付いた。

「あ、これは私が運転するより上手だぞ」

こうなれば最初の半信半疑はどこへやら。いつしか「わはは、あっぱれ」と、ふてぶてしく腰掛けたのであった。

ボルボ V60

目的地の白樺湖に到着。運転ビギナーの難関、駐車も安心

ボルボ V60

出発から約2時間半後、白樺湖に到着した一行。駐車シーンでも大きな発見が。シフトをRに切り替え、「さあ駐車をするぞ」と鼻息荒くハンドルを握ったが次の瞬間、カーナビのディスプレイには上空からクルマを撮影しているようなバード・アイ映像が映し出されているが、これは一体?

「前後左右に設置されているカメラの画像にクルマをはめこんで、周囲状況を360度ぐるりと映し出しているんです。これで駐車も安心ですよ」と編集氏。肉眼で周囲確認をしつつナビの映像で逐一確認すれば、あっという間に安全に駐車が完了した。これは混雑したSAや休日のショッピングモールでも一役買いそうだ。

ボルボ V60

クルマ×自転車に最適のエリアをドライブ&サイクリングで堪能する

これにてようやく目的地に到着。標高1420mの風は確かに冷たく、周囲を取り囲む山々は残雪で白く染まっていた。今回は白樺湖を起点に、蓼科高原を思う存分駆け巡ろうというライドプランだ。八ヶ岳連峰を眺めながら軽快なアップダウンを攻める。中でも絶景路として名高いビーナスラインは絶好のライドスポット。だがしかし、地図を見れば分かるように、公共交通機関を利用したアプローチが困難で(とてつもない健脚サイクリストはさておき)、「クルマ×自転車」に最適なエリアなのだ!

ボルボ V60
ボルボ V60
ボルボ V60
ボルボ V60

さて、サイクルウェアに着替えてさっそく走り出す。無数の白樺がそびえ立つ中、ぐんぐんペダルを回す。次々と現れるカーブや激坂はサイクリストを煽るかのようで、十二分に刺激的だ。気付けば心拍もぐんぐん上昇する。どうにも自分をセーブできず、ゴリゴリとペダルを回してしまう。

う〜ん、これぞサイクリストの性とでも言おうか。いつもならば「こんなに体力を消費しちゃって、帰りの運転は大丈夫かしら?」と小難しいことで頭を捻るが、今日の筆者はとちょっと違う。

「全幅の信頼を寄せたV60が、私の帰りを待っている!」それだけで、快走路を思い切り駆け抜けることができたのだ。

ボルボ V60

クルマがあるから諦めていたアレも大丈夫!

自転車での旅は大好きだ。しかし、とあるシチュエーションで悔しい思いをする。それは酒蔵を発見した時だ。無類の辛党でもある筆者は酒蔵には目がないが、自転車旅では重量物が敵、さらにそれがワレモノならばなおさらだ。しかし晩酌用のお酒は購入したいもの……。そんな葛藤を一網打尽にするのがクルマという存在だ。

ボルボ V60

と、その前に尾白川渓谷へ足を延ばしてみる。甲斐駒ヶ岳を水源とした尾白川は日本名水百選にも選定された名水のひとつで、ご存じ「南アルプスの天然水」のふるさとだ。尾白川神社から吊り橋を渡り5分ほどのショートトレッキングで、千鳥ヶ淵へ到着。滝壺からキリリと澄み切った空気が流れてきた。ライドで疲れた身体に染み入る……のだが、気持ちは既に酒蔵へ。誘われるがままに国道20号へ向かうと、昔ながらの日本家屋が姿を現す。ここが北杜の名水を汲み上げ銘酒の数々を造り出す「七賢(山梨銘醸株式会社)」だ。一歩足を踏み入れれば……

ボルボ V60
ボルボ V60

「う〜ん、この香り!」フワリと甘美な香りが鼻孔をかすめる。酵母の香りというか、これこそ日本酒の香りというべきか。全細胞が踊り出すのを感じつつ、入れてお土産用のお酒を選ぶのだ!

利き酒コーナーではノンアルコールの特製甘酒もテイスティングできる。ひんやり冷えていて、これがまたうまいのだ。まだまだ余裕のあったトランクを思い出しながら、あらゆる欲の赴くままに酒瓶を手に取り、財布を緩める。

ボルボ V60
ボルボ V60

さらに七賢の向かいには、夏季限定の水信玄餅で有名な「金精軒」が建つ。耳たぶのように柔らかい生信玄餅はその場ですぐに食べることもできるし、お土産にもぴったりだ。自転車を乗り回したあとだ、安心して甘味欲も全開でいこう。

ほったらかし温泉は天国なのか、地獄なのか。

ボルボ V60

町並みと山脈を一望しながら麗しい温泉に漂う……。別名、極楽とも呼ばれる「ほったらかし温泉」だが、サイクリストにはもれなく試練が待ち受けている。地図を見れば一目瞭然、周辺エリアはぎっしりと詰まった等高線が。激しい高低差が待ち受けている——つまり、天国へはヒルクライムという”地獄”を味わう必要があるのだ。しかしクルマ×自転車度であれば、こんなシーンでも強気。ぶんぶんアクセルを踏み込んで、Go to heavenだ!

甲府盆地と山々が眼前に広がるほったらかし温泉。せっかくならば一日の中でも特に美しい夕暮れ時を狙いたい。筆者が脱衣所に到着した時には日没も迫っており、脱衣所でその名の通り衣服を脱ぎ捨て、大浴場へ直行した。ひゅうと冷たい風に身をこわばらせながら、湯船に片足をちゃぽん。途端に温かさがじんわり包み込み、思わず鳥肌が立つ。

「ああっ……」とため息が漏れた。そんな情けない声さえも受けて入れてくれる圧倒的な景色と優しい温泉は、やっぱり偉大だ。

ボルボ V60

一日たっぷり遊んでからの帰路も安心で快適なドライブ

自転車のライドに美食に温泉に。全力で駆け抜けた一日だったが、家に帰るまでが遠足だ。帰り道も安全にV60でのドライブを楽しむ。

気付けばかなり脚にも疲労が蓄積されていた。そんなときのアダプティブ・クルーズ・コントロールはこの上なく素敵なものだし、パイロット・アシストは優しい教官のように心強い。「安全に走ることができる」という事実を確かに感じ、だからこそ心の底から旅を楽しめているのだと実感した。

ボルボ V60
ボルボ V60

ここで編集氏が「ここのボタンを押してみてください」と、運転席の座面シートの右横を示してくれた。押してみると、うおお! 背面がうごめく! マッサージチェアに早変わりだ! 実は齢25にして慢性的な椎間板ヘルニア持ちの筆者にとって、これ以上ありがたいことはない。移動しながら癒やされてしまうなんて至福の時間だ。

ボルボ V60
ボルボ V60

そして車内での楽しみのひとつといえば音楽だろう。Bluetoothで手持ちのスマートフォンの楽曲を再生できるのはもちろん、何やら”秘密機能”を隠し持っているのだとか。流してもらったのは、筆者が大ファンのアイドルユニット「でんぱ組.inc」の武道館ライブの音源、さらに言えば筆者の推しだった夢見ねむの卒業公演だ(完全に趣味丸出しである)。

「まずこれが普通のモードですね」とスピーカーから流れてきたのは、クリアで透き通った高音質のライブ音源。これだけでも十分だと思ったが……

「そしてこれが『コンサートホールモード』。スウェーデンの伝統的なコンサートホール『イェーテボリ・コンサートホール』のベストシート・席番号577の音響を再現したそうです」

「この人は何を言っているんだ……?」と首をかしげたのも束の間、臨場感抜群・大迫力の音源に鳥肌が全身を駆け巡り、卒業公演の記憶が走馬灯のように脳裏をよぎり思わず目頭が熱くなってしまった。なんてキケンな秘密機能なんだ、泣いてしまうところだったわ! つまり“でんぱ組.incがスウェーデンのイェーテボリ・コンサートホールでライブした”という異様なシチュエーションだが、つまるところ、スカンジナビア・デザインにこだわるボルボの粋に筆者が悩殺されてしまった、というシンプルな話だ。

クルマ×自転車で楽しみの幅がグンと広がった

ボルボ V60

「楽しむ」という言葉は簡単だが、そこには快適性と安心、そしてちょっとした遊び心が必要だ。移動には喜びを、絶景には自転車を。クルマ×自転車の旅は、そんな楽しみの幅をグンと広げてくれる上に、ボルボ V60は先陣切って旅のアクセルを踏み込んでくれた。な〜んて、臭いことを思いながら晩酌を嗜むのであった。

[筆者:大城 実結 撮影:佐藤 正巳・小林 岳夫 協力:ボルボ・カー・ジャパン]

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