橋本愛「愛に年齢は一切関係ない」、田中泯と41歳差の恋愛未満ストーリー

NHK BSプレミアムで6月2日にスタートする「長閑の庭」(日曜午後10:00)の試写会に、橋本愛と田中泯が参加した。

同作はドイツ文学を学ぶ23歳の女子大学院生の元子(橋本)が、41歳年上の大学教授に恋をしたことから、恋の定義を模索するラブストーリー。ドイツ語セリフに挑戦した橋本は「元子を演じる上で考えることも多くて、ドイツ語の勉強は撮影当日の朝にしかできず、出たとこ勝負。準備不足の恐怖感もあったけれど、気合でやり切りました。カットがかかってOKと言われた時は震えて倒れました」と舞台裏を明かした。

教授役の田中には「田中さんならば絶対に大丈夫だと思った。実際にお会いしてカッコいい大人だと思ったし、その気持ちが元子の恋愛感情の通路になった」と全幅の信頼を寄せており、「田中さんの体や心が揺れたりまとまったり、散らばったり集まったりみたいなものが見えたりして安心感があった」と独特に表現。一方の田中は「(橋本と)正面を向いて目と目を合わせると、セリフがどこかにいってしまう。頭が空っぽになってしまい、それで慌ててセリフを使うという感じ。そのようなことがしばしばありました」と照れていた。

年の差恋愛について聞かれた橋本は「愛において年齢は一切関係のないものだと思っているので、40歳差だろうが50歳差だろうが大した差はない」ときっぱり。「41歳差と字で読むとインパクト大だけれど、そこにある歴史や時間や経験でしか救われない元子がいる。その苦しい思いを撮影で背負うのは大変でしたが、物語にある理性や美しさが伝わると信じています」と期待を込めた。

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