ラグビーW杯スコットランド代表 キャンプに向け、事前の取り組み発表 長崎市

スコットランド代表チームの受け入れについて説明する田上市長(中央)=長崎市役所

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に出場する強豪スコットランド代表チームの事前、公認キャンプ地となる長崎市は5月31日、9月20日の大会開幕に向けた機運醸成の取り組みを発表した。7月に市内小中学校の給食でスコットランド料理を提供。9月12日の選手歓迎会でスコットランド民謡を原曲とする「蛍の光」などを市民で合唱する。

 選手、監督、コーチら50~60人が9月10日に長崎入りし、市総合運動公園かきどまり陸上競技場を拠点に本番前の調整を進める。練習の公開やラグビー教室の開催が予定されている。

 市内小中学校では今後、ラグビーやスコットランドを題材とした絵画や応援旗の作品を募集する。7月には卵料理「スコッチエッグ」やスープ料理「スコッチブロス」を提供する。

 市は市観光サイト「あっ!とながさき」や各種イベントでラグビーやスコットランドをPRしており、10月13日に横浜市で開かれる対日本戦のパブリックビューイングも計画している。

 31日に記者会見した田上富久市長は「一生に一度ともいえるいい機会。まち全体で選手たちをもてなしたい」と語った。

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