今夏実現へ検疫体制整備 油津港ファーストポート化

今年3月、油津港(日南市)に寄港した海外クルーズ船。県はファーストポート化を図り、誘致をてこ入れする

 油津港(日南市)への海外クルーズ船の入港を増やそうと、県は客船が国内で最初に寄港できる「ファーストポート」に向けた環境整備に乗り出す。2019年度一般会計補正予算案で、検疫業務などの関連費1千万円を計上。早ければ今夏のファーストポート化を目指す。中国市場の縮小などで同港への入港は減少傾向にあるが、クルーズ船の寄港は経済効果が大きいことから、受け入れ環境の整備でてこ入れしたい考えだ。

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