メクル第371号 みんなえがおで合同運動会 西海市立崎戸小と江島小

地域住民も参加した「誰がナンバーワン」でもり上がる児童ら=西海市立崎戸小

 西海市崎戸(さきと)町の市立崎戸小(上野昭博(うえのあきひろ)校長、16人)と市立江島(えのしま)小(藤井達也(ふじいたつや)校長、2人)の合同運動会が5月18日、崎戸小で開かれました。雨がふったため会場をグラウンドから体育館に変えましたが、地域(ちいき)の人たちを含(ふく)む約150人が集まり熱気に包まれました。
 崎戸小は蠣浦(かきのうら)島にあり、本土と橋でつながっています。一方、江島小は西彼杵(にしそのぎ)半島と五島列島の間にある離島(りとう)、江島にあり、崎戸までフェリーで約1時間かかります。江島小の児童や先生、保護(ほご)者は朝からフェリーに乗って崎戸小まで来ました。
 合同運動会は2013年から開いています。今年のテーマは「みんなえがおで、もりあがる運動会にしよう」。子どもたちは保護者らの声援(せいえん)を受けながら、かけっこや玉入れ、かりもの競走などに汗(あせ)を流しました。「誰(だれ)がナンバーワン」という競技(きょうぎ)には地域住民らも参加し、会場は大いにもり上がりました。
 閉会(へいかい)式で江島小の藤井校長は「一生懸命(けんめい)な姿(すがた)は人の心を熱くする。目標を達成できました」とあいさつ。崎戸小6年の鈴木花音(すずきかのん)さん(11)は「小学生活最後の運動会を成功させることができてよかった」としめくくりました。

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