「NEWS23」新メインキャスター小川彩佳が決意「信頼していただけるキャスターに」

TBS系ニュース番組「NEWS23」(月~木曜午後11:00、金曜午後11:30)が6月3日放送回からリニューアルされ、メインキャスターにフリーアナウンサーの小川彩佳が就任する。放送を前に小川は「ようやく『実感』というものが沸いてきました。スタッフの皆さんと打ち合わせなどをする中で、少しずつ番組のかたちが見えてきて、徐々に腹をくくれているという感覚です。メインキャスターという役割をいただきましたが、あくまで番組の主役はニュース。どのように丁寧に分かりやすくニュースを伝えていくのか、そこに主眼をおきながら、アンカーの星浩さん、山本(恵里伽)アナ、村瀬(健介)記者、そしてスポーツの石井(大裕)アナという心強いメンバーと力をあわせて取り組んでいきたいと思っています」と意気込んでいる。

今年4月にテレビ朝日を退社してフリーになった小川アナは、2011年4月から18年9月まで7年半にわたってテレビ朝日系「報道ステーション」のサブキャスターを務めているが、「これまで報道番組を中心に携わってまいりましたが、それだけで実績といえるとは思っておりません。現場経験も乏しく、30代前半という年齢で語れる言葉の厚みも、限られていると自覚しています」と慢心はないようで、「だからこそ、この番組の中で現場取材も積み重ねていきたいと思っております。自分の目で見て、感じて、自分の頭で考える。その積み重ねの中で抽出された言葉が、聞く方の心の琴線に触れた時に初めて『この人が語ることなら耳を傾けよう』と思っていただけると感じています。少しずつでも信頼していただけるキャスターになっていけたら、という思いです」と全力を尽くすことをアピール。

さらに、「23時という一日の終わりに、視聴者の皆さんがちょっとホッとしつつ、新たな視点や新しいものの見方に触れられる番組にしていきたいです。今、インターネットの力で世界が広がっているはずなのに、私自身も、意外と自分が好きな情報にしかアクセスしなかったり、自分の価値観に沿う記事だけを読んだりしているという実感があります。でも、外にはもっと視野や可能性を広げてくれる何かがあるかもしれません。そういう可能性を広げる種を、この番組でたくさんまいて、育てていけたらと思っています」と新たな時代のニュース番組にしたいと訴えている。

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