ウェインライト126球! カージナルスが宿敵スイープ

【カブス1-2カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

カージナルスは37歳のベテラン右腕、アダム・ウェインライトが2013年8月23日(現地時間)のブレーブス戦で128球を投げて以来となる126球の熱投を披露。8回裏二死一・二塁の場面でアンソニー・リゾーに投じた126球目は、ライト方向へのヒット性の当たりとなったが、二塁コルテン・ウォンが好捕し、ウェインライトは歓喜の雄叫びを上げた。7つの四球を与えるなど、決して安定感抜群のピッチングではなかったものの、6回表一死までノーヒッターを継続し、カブス打線に許したヒットは2本だけ。カージナルス守備陣は3つの併殺を完成させてウェインライトの好投をサポートし、ウェインライトは今季5勝目(5敗)をマークした。

ウェインライトが力投を続ける一方で、カブス先発のコール・ハメルズも好投を続け、7回までにカージナルスが奪った得点は5回裏のウォンの犠牲フライによる1点だけだった。しかし8回裏、カブス2番手のブラッド・ブラックからウォンがヒットを放って出塁し、盗塁を決めて二死二塁のチャンス。ここでウェインライトの代打として登場したマット・カーペンターが3番手のマイク・モンゴメリーからタイムリーを放ち、貴重な2点目を叩き出した。2点リードの最終回は、クローザーのジョーダン・ヒックスが一死一・三塁のピンチを招いて降板したものの、3番手のジョン・ガントが内野ゴロによる1点のみに抑え、2対1で逃げ切り。カージナルスは宿敵カブスとの3連戦を見事にスイープし、地区2位のカブスとのゲーム差を1.5に縮めた。

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