白や紫の花14万株 横須賀しょうぶ園

咲きそろった早咲きのハナショウブ =横須賀市阿部倉の「横須賀しょうぶ園」

 約14万株のハナショウブが楽しめる「花しょうぶまつり」が1日、横須賀市阿部倉の横須賀しょうぶ園で始まった。白や紫色の花を目当てに、家族連れらでにぎわった。30日までの期間中、菅笠(すげがさ)に紺がすり姿の職員らが枯れた花を摘み取る姿も見られる。

 約7千平方メートルの園内の水田に、412品種が植えられている。同園の担当者によると、昨年は開花が少し早かったが、今年は例年通り10日前後に咲きそろうとみられる。

 初日には、衣笠観光協会主催のイベントも開かれ、園内広場で和太鼓やチアダンスなども披露された。

 横浜市南区から夫婦で訪れた大久保正道さん(77)は「今年はまだ花が少ないけれど、一列に並んで咲いている姿がきれい」と話し、散策を楽しんでいた。

 期間中の毎週日曜には、琴やフルートなどのコンサートが開かれる。開園時間は午前9時~午後7時。期間中の入園料は大人310円、小中学生100円。問い合わせは、同園電話046(853)3688。

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