大自然舞台に“鉄人”熱戦 トライアスロンin上五島

家族と一緒にゴールテープを切る選手(中央)=新上五島町奈良尾郷

 長崎県内外から訪れた“鉄人”たちが大自然を舞台に熱戦を繰り広げる「第30回トライアスロンin上五島」(実行委主催)が2日、新上五島町の奈良尾、若松両地区で開催された。

 ▽レギュラー(スイム1.8キロ、バイク44キロ、ラン12.4キロ)▽スイムとランのみを実施するアクアスロン▽レギュラーの3種目を3人で分担するリレー▽小学生がラン800メートル、バイク1500メートル、ラン800メートルを競うジュニアデュアスロン-の4部門。同町や長崎市、関東などから計約140人がエントリーした。

 選手たちは奈良尾漁港内の周回コースでスイムをスタート。地元の高校生ら約千人がボランティアとして参加し、給水や実況、誘導などを担い「頑張ってください」と選手たちにエールを送った。

 レギュラー部門で男子の総合優勝を果たした神奈川県大和市の中学教諭、中村亮平さん(32)は「体調を崩した時期があり、約2年ぶりのレース。応援してくれた両親らに元気な姿を見せられた」と満足そう。リレー部門に出場し、バイクを担当した西彼長与町の会社員、川辺由香里さん(31)は「奈良尾地区の出身。きついコースだったが、小中高時代を懐かしく思い出しながら走れた」と充実した様子だった。

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