激しい雷雨の対処法

北日本から東日本にかけて雷の発生する確率が高くなっています。
音は一秒間で340メートル進みます。稲光がしてから音が聞こえてくるまで10秒としたら3.4キロメートル先で雷が起きた事になります。ただし、雷雲の大きさは普通数10キロあるので、次の瞬間自分の近くで落雷する事も十分あり得えます。油断禁物なのです。車や電車、近くの建物の中に逃げましょう。
また、ゴルフやキャンプ場など周りに高い建物がない平地はとても危険です。雷は高い物に落ちますので雷雨中の傘も意外に危険です。しゃがみましょう。高い木の下も安全ではありません。木に落ちた雷の電流が人体に飛び移る事があります。木から4メートル以上離れましょう。
きょうは晴れていても、天気急変のおそれがあります。局地的な激しい雨による低地の浸水、河川の増水、土砂災害などもあわせて注意・警戒が必要です。

気象予報士・寺本 卓也

画像について:5日の天気予報。

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