名将・ボウチー ジャイアンツでの通算1000勝を達成

【ジャイアンツ9-3メッツ(延長10回)】@シティ・フィールド

ジャイアンツは、3対3の同点で迎えた延長10回表に4本のタイムリーで一挙6点を勝ち越し。メッツとの延長戦を制し、ブルース・ボウチー監督はジャイアンツの指揮官として通算1000勝を達成した。2点リードの6回裏に先発のマディソン・バムガーナーがピート・アロンゾに20号ソロ、ウィルソン・ラモスに7号2ランを浴び、メッツに逆転を許したものの、直後の7回表にブランドン・ベルトが同点のタイムリー二塁打。延長10回表はスティーブン・ボート、スティーブン・ダガー、パブロ・サンドバルのタイムリー二塁打、マイク・ヤストレムスキーのタイムリーと打者10人の猛攻で6点を奪い、勝利を決定付けた。ジャイアンツ4番手のマーク・マランソンが今季2勝目(0敗)。メッツ4番手のロバート・グセルマンは5失点の大乱調で今季初黒星(1勝)を喫した。

今季限りでの勇退を表明しているボウチーが金字塔に到達した。ジャイアンツの監督として13年目のシーズンを迎えているボウチーは、2010年、2012年、2014年と3度のワールドシリーズ制覇を経験。そして、延長戦を制したこの試合で、ジョン・マグローに次いで球団史上2人目となる通算1000勝を達成した。パドレスの監督時代には1996年にナ・リーグの最優秀監督に選出され、1998年にはリーグ優勝も経験。パドレスでの951勝と合わせ、この試合が監督通算1951勝目となった。2000勝の大台まではあと49勝。今季の残り103試合で次なる金字塔に到達できるか注目だ(現在のペースではわずかに届かない)。

© MLB Advanced Media, LP.