ぜに屋本店 銀賞(テレビCM) 福岡広告協会賞

ぜに屋本店のテレビCM作品の制作代表として登壇した電通九州の担当者(右)=福岡市中央区、アクロス福岡

 九州、沖縄、山口で優れた広告作品を制作した広告主を表彰する「福岡広告協会賞」の贈賞式が5日、福岡市であり、長崎県関係では「テレビCM16秒以上部門」でぜに屋本店(長崎市)が銀賞を、「WEB映像部門」で大村市が銅賞をそれぞれ受け取った。

 ぜに屋本店の作品は「『思い出たち』編」。遺品整理をコンセプトとし、妻に先立たれた男性が前に進めるよう、思い出が詰まった遺品とともに生前の妻が語り掛ける。大村市の作品は、移住・定住促進のPR動画「大村市なんて大嫌い」。女子高生が「大村市なんて大嫌い」と連呼しながら、最後は市の魅力を実感する。インターネット経由で仕事を発注するクラウドソーシング仲介大手に委託し100万人から制作者を選んだ。贈賞式後、園田裕史市長は「逆説的な表現を使い、良いところをしっかり発信できた。制作過程もプロモーションになり、費用対効果が高い」と話した。

 今回の福岡広告賞は全10部門に274作品の応募があった。

賞状を受け取る大村市の園田市長(右)

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