教員採用応募、最低3.6倍 県教委、対策に本腰

 2019年度に実施する公立学校教員の採用試験の倍率は前年度比0.2ポイント減の3.6倍で過去最低となったことが6日、県教委のまとめで分かった。教員の大量退職時代に入り、採用枠が拡大する中で、「売り手市場」で学生が民間に流れていることに加え、免許所有者の争奪戦が全国的に過熱している実情も背景にある。県教委は危機感を強め、県外での学生向けガイダンスの展開、働き方改革のPRなど対策強化に乗り出す。

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