MotoGPの生きる伝説バレンティーノ・ロッシ、8年ぶりにGT3カーで四輪耐久レース参戦か

 二輪レースの最高峰MotoGPで9度のチャンピオンに輝いているバレンティーノ・ロッシが、12月14日にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催されるガルフ12時間に参戦し、ひさしぶりの四輪レース復帰を果たすと報じられている。

 現在40歳のロッシは、ガルフ12時間にケッセル・レーシングから参戦し、ロッシの異父弟で現在Moto2クラスに参戦するルカ・マリーニと、自身のマネージャー、ウーチョ・サルッチとともにフェラーリ488 GT3をドライブする見込みだ。

 ロッシは2012年にブランパンGTエンデュランス・シリーズに参戦した経験があり、この際はフェラーリF458イタリアGT3をドライブしていた。また現在はMotoGPを戦っているロッシは、以前からル・マン24時間やスパ24時間などの四輪耐久レースへの参戦意欲を明かしていた。

バレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)

 12月のガルフ12時間でロッシが加わるケッセル・レーシングは、過去にもロリス・カピロッシやホルヘ・ロレンソといったMotoGPライダーを起用してガルフ12時間を戦ったことがあるチームだ。

 2019年で9回目の開催となるガルフ12時間のエントリー受付は今年1月末に開始されているものの、現段階で暫定エントリーリストも発表されていない状況だが、プロモーター側は「遅くとも大会6カ月前には暫定リストを発表する」としており、近日中にはエントリーリストがアナウンスされる見込みだ。

© 株式会社三栄