「胸が張り裂けそう」 癌を患った7歳の女の子と友人たちの感動秘話に大きな反響

7歳の女の子と友人たちの感動秘話を米地元メディアが特集し大きな反響

癌を患ったレイトンさんと友人は共に髪を剃る決断をする

 アメリカで7歳の女の子とその友人たちの心温まるストーリーが脚光を浴びている。アリゾナの地元メディア「Alizona’s Family」のレポーターであるブリアナ・ホイットニーさんが自身のツイッターでこのストーリーを伝えると、動画は200万回再生を超え、大きな広まりを見せている。

 ホイットニーさんは自身のツイッターでこうレポートしている。

「アリゾナの7歳の女の子がステージ4の癌と診断され、もうソフトボールをプレーすることができなくなった。彼女は髪の毛を剃ることを決心したが、2人の親友と彼女のチームメートは彼女を独りぼっちにしたくなかった…だから彼女たちも髪の毛を剃った。それから男の子たちも加わった。私は泣いていないわ。泣いているのは、あなたでしょ」

「Arizona’s Family」は公式サイトで記事も掲載。アリゾナ州チャンドラーでソフトボールをプレーしていた7歳のレイトン・アカルドちゃんがステージ4の癌だと診断された。記事によれば、肝臓や肺、腹部などに複数の癌が見つかり、化学療法を開始したという。

 抗癌剤の副作用では頭髪が抜けることがあり、7歳のレイトンさんは自身の髪を剃る決断をした。すると、レイトンのチームメートであるエミリーとケイティは「レイトンを独りぼっちにしたくない」と、自分たちも髪を剃ることを決めたのだった。

 レイトンさんは「怖くないよ。友達が一緒にいてくれるから」とコメントしており、記事では「なんと素晴らしい友達だろうか。彼女のソフトボールとホッケーのチームメートである、エミリーとケイティはレイトンを独りぼっちにしたくなかった。レイトンはその重大な瞬間を迎える前に、彼女たちの方をまっすぐ見て『ありがとう、2人とも』と言った。3人の女の子たちは、互いに髪の毛を剃られている間お互いに手をつないでいた」と、その時の状況を伝えている。

友人2人だけでなく男の子やソフトボールチームのコーチもレイトンさんと共に頭を剃る

 友人のエミリーさんは「レントンの力になりたいと思ったの。私たちはとってもいい友達。だから彼女を助けたいって思っただけ」と語っており、この後、何人かの男の子たちも髪を剃り、そして、ソフトボールのコーチたちもこれに続いたという。

 記事では「彼女は今、プレーできないが、レイトンにはこの病との戦いに勝つための大きなチームの支えがある。辛い時、彼女は思い出を見返す。レイトン『これは私のブレスレット。ここには、“あなたは強い。あなたは勇敢。あなたは大丈夫。”と書いてあるの』」と締めくくられている。

 このレイトンさんと友人たちのストーリーを伝えたホイットニーさんのツイッターには、感動とレイトンさんの回復を願うコメントが殺到。

「胸が張り裂けそうな思いです…彼女は信じられないほど強い人だろうね」

「これは…これこそがスポーツです。この小さな女の子と彼女の友達に神のご加護がありますように」

「信じられないほど勇敢な女の子だ。私たちが抱えるどんな問題も彼女の状況とは比べ物にならない」

「自分の言葉でインタビューに答えている! 彼女は小さな大人のようだ。胸が痛い状況だけれど、心温まる話題。彼女と彼女の友達や家族のために祈りましょう。がんばれ、レイトン」

「間違いなくここで泣いてます」

「とても感動しました」

「たくさんの素晴らしい人たち」

「とても賢い子供たち」

「美しい! なんて思いやりのやる優しい女の子たちなんでしょう! 私たちは彼女たちから学ぶべきです。神よ、恐ろしい病気に立ち向かうこの子をどうかお助け下さい」

「とても泣きました」

 多くの人の涙を誘い、感動を呼んだ7歳の女の子たちの物語。レイトンさんの病が治り、再び友人たちとソフトボールをプレーできる日が来ることを願いたい。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2