ビーチバレー強化へ協定 東京五輪に向け、専大と協会

協定締結後に握手する嶋岡・日本バレーボール協会会長(左)と佐竹・専修大スポーツ研究所長=川崎市多摩区、専大生田キャンパス

 2020年東京五輪に向けてビーチバレーの強化・普及を進めるため、日本バレーボール協会と専修大スポーツ研究所が連携協定を結んだ。同協会が大学と協定を結ぶのは初めて。今後、同研究所はビーチバレーに合ったトレーニングや技術分析、東京五輪に向けた選手の暑さ対策など多方面でサポートしていく。

 川崎市には市港湾振興会館(川崎マリエン・川崎区東扇島)にビーチバレーボール場があり、スポーツ庁から技術強化拠点に指定されている。同大は生田キャンパス(多摩区)の「スポーツ研究所」で運動心理学、生理学、女性アスリートに関する研究などを行っていることから、同協会と市が同大に連携を呼び掛けた。

 4日に同キャンパスで行われた締結式で、同協会の嶋岡健治会長は「専大と連携することで技術を上げ、東京五輪でいい成績を収めたい。ビーチバレーのジュニア層拡大でも、専大生が競技に触れて興味を持ってもらえれば」と期待。同研究所の佐竹弘靖所長は「研究所の取り組みを提供したい。地域に根差したスポーツ文化を定着、発展させるという意味でも大きな意義がある」と話した。

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