タコつかみ悪戦苦闘 西海魚まつり 「ゑべす蛸」PR

ブランド蛸「ゑべす蛸」のつかみ取りもあった西海魚まつり=西海市、直売所よかところ

 長崎県西海市西海町の「直売所よかところ」で8日、西海魚まつりがあった。市特産の「ゑべす蛸(たこ)」のつかみ取りを初めて開き、タコの生きの良さをPRした。
 まつりは、市内4漁協でつくる市水産振興協議会が年に数回開催。イサキやエタリ(カタクチイワシ)など地元産の旬の魚や加工品を即売した。
 つかみ取りには約30人が参加。大瀬戸町漁協から運ばれたタコが約6平方メートルのプールに放された。軍手をはめた参加者は、思い切り手を伸ばしてタコをつかもうと悪戦苦闘。片手で見事に捕まえた児童もおり、漁師らをうならせた。
 佐世保市立大野小5年の向山響さん(10)は「吸盤が手について難しかったが、おもしろかった」と話した。

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