アストロズの有望株・アルバレス デビュー戦で初アーチ

【オリオールズ0-4アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

アストロズは、今季マイナー最多の23本塁打を放っている有望株のヨルダン・アルバレスが「5番・DH」で満を持してメジャーデビュー。2回裏のメジャー初打席はレフトフライに倒れたものの、4回裏の第2打席でセンター左への1号先制2ランを放ち、自身の実力を証明するとともに、チームの勝利に貢献した。その後、アストロズは6回裏と8回裏に1点ずつを追加し、4対0で勝利。本拠地ミニッツメイド・パークでのオリオールズ3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えた。6回6安打無失点の好投を見せたアストロズ先発のウェイド・マイリーは今季6勝目(3敗)をマーク。一方、アルバレスにメジャー初アーチを献上したオリオールズ先発のディラン・バンディは、6回4安打3失点(自責点2)と好投するも、今季7敗目(3勝)を喫した。

ジョージ・スプリンガー、ホゼ・アルトゥーベ、カルロス・コレアといった主力選手を欠いた状態での戦いが続くなか、「マイナー本塁打王」はアストロズの救世主となるかもしれない。今季はAAA級で56試合に出場して打率.343、23本塁打、71打点、OPS1.184と圧倒的な数字を残し、日本時間6月10日にメジャー初昇格。デビュー戦で早速その長打力を見せつけた。アルバレスは「最初の打席は少しナーバスになっていた」と自身の初打席を振り返ったが、その後は「周りの先輩たちがアドバイスをくれて、快適に過ごせるようにしてくれたから、試合にしっかり集中できた」という。A.J.ヒンチ監督は「みんな彼にホームランを期待していたと思う。そのなかで本当にホームランを打っちゃうんだから、信じられないよね」と21歳の有望株の活躍を称賛した。

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