ネズミ死骸を発見 給食用米飯の提供を中止に 横浜

保護者向けに学校から送られた連絡メール(読者提供)

 横浜市教育委員会は10日、市内の一部の小学校で給食用米飯の提供を急きょ中止したと発表した。製造と納入を委託している「市総合パン・米飯協同組合」(横浜市金沢区)の調理機器の内部からネズミの死骸が発見されたための措置という。

 市教委によると、米飯はスチーム式コンベヤーの炊飯機器で製造。機械内には米に水分を吸収させるための水槽が設置され、その水槽の横にネズミの死骸があった。調理員が同日午前の製造終了後に発見した。

 同組合は、市内153小学校(児童数計約7万7千人)に米飯給食を納入。侵入経路の特定や再発防止策を打ち出すまで米飯の製造と提供を自主的に中止する。市教委は提供再開まで、別の業者による提供やパン食での代替で対応する。

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