VR体験もできる アジア最大級の客船が初入港 

初入港したスペクトラム・オブ・ザ・シーズ=横浜港・大黒ふ頭

 アジアを巡るクルーズ客船で最大級となる「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」(16万8666トン)が10日、横浜港に初入港した。全長347メートル、乗客定員4200人超で、横浜港に寄港したクルーズ客船では過去最大。横浜ベイブリッジをくぐれないため、大黒ふ頭客船ターミナル(横浜市鶴見区)に着岸した。

 米ロイヤル・カリビアン・インターナショナルが運航し、今年4月に就航したばかり。中国・上海を起点にアジアクルーズを展開し、今後も横浜など東日本に寄港する計画だ。

 市主催の歓迎セレモニーが操舵(そうだ)室で開かれ、中野裕也港湾局長は「最新の設備を持った客船であり、初入港を心より歓迎します」とあいさつ。チャールズ船長に法被(はっぴ)や花束などを贈呈した。

 船内ではサーフィンやスカイダイビングが体験できるほか、バーチャルリアリティ(VR)とバンジートランポリンを組み合わせた「スカイパッド」、カプセル型展望施設「ノーススター」など、斬新な娯楽施設がそろっている。 

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