【東京五輪】イスラエル柔道代表、横須賀学院高で事前キャンプ

 神奈川県横須賀市は、2020年東京五輪に向けて、イスラエル代表の柔道チームが横須賀学院高校(同市稲岡町)で事前キャンプを行うことで合意したと発表した。同市内で五輪関係の事前キャンプが決まったのは初めて。

 市政策推進課によると、同国代表選手やコーチ、スタッフなど約20人が2度、事前キャンプを実施。世界選手権東京大会に合わせて今年8月15~26日と、五輪開会前の20年7月15~25日を予定している。

 キャンプ期間中、市は選手の練習会場への移動支援や交流事業の企画・運営を行う。同高は練習会場として校内の柔道場を提供する。

 同国コーチが今年4月、市内や同高を視察。同高の施設の良さや、都心に近く外国人の受け入れに寛容な地域性が評価され、選ばれたという。

 事前キャンプ地に選ばれたことに、同高の川名稔校長は「喜んで協力させてもらいたい。代表選手はいい成績を残してほしい。生徒とも練習できる機会があればうれしい」と話している。

 同国の柔道代表は、16年リオデジャネイロ五輪の男子100キロ超級で銅メダルを獲得するなど強豪チーム。

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