ロッキーズが1点差の接戦制す ダルビッシュ6回4失点

【カブス5-6ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

ロッキーズは、先発のヘルマン・マルケスが3回表にデービッド・ボーティの8号ソロ、カイル・シュワーバーの13号ソロ、アンソニー・リゾーの17号2ランと3本のアーチを浴び、4点のビハインドを背負ったものの、直後の3回裏に一挙4得点。7回裏にはイアン・デズモンドが今季メジャー最長となる486フィートの超特大7号ソロを放ち、勝ち越しに成功した。その後、8回表に5対5の同点に追い付かれたが、8回裏二死三塁のチャンスでライアン・マクマーンがライトへの決勝タイムリー。3番手のスコット・オバーグが1回1失点で今季4勝目(0敗)、4番手のウェイド・デービスが1回無失点で今季8セーブ目をマークした。

カブス先発のダルビッシュ有は、日本時間4月28日のダイヤモンドバックス戦以来となる今季3勝目を目指して今季14度目の先発登板に臨んだが、4点の援護をもらった直後の3回裏にチャーリー・ブラックモンの11号2ランとノーラン・アレナードの17号2ランで一挙4失点。あっという間にリードを吐き出してしまった。その後の3イニングは無失点に抑え、6回83球、被安打6、奪三振3、無四球、失点4という内容でマウンドを降りたが、今季3勝目はならず。これで8先発連続で「勝敗つかず」という結果になった(今季の防御率は4.98に)。奪三振は今季2番目に少ない3つだけだったが、今季3度目の無四球登板を記録するなど、課題の制球難には改善の兆しが見え始めており、次回登板では1ヶ月半ぶりの白星を期待したい。

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